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【グルメの迷宮】亀有の美味パン所でほっこり◆亀有[ひょうたんカフェ]

11/11/15 |散歩の達人編集部より|

 散歩好きにオススメのコースとしては……まず亀有駅へ出かける。着いたら駅北口の駅前広場に出て、向かって左手のみずほ銀行の先の角を左折。次の角を右に曲がり、ミカン色のレンガタイルを敷き詰めた商店街を、北へずんずん登っていく。味のある商店街をのんびり進んでいくと、はずれのレンガタイルの尽きた先の左手に、白っぽい建物があり、近づいてみると「アラかわいい」と、思わずつぶやいてしまいそうな店が入っている。「ひょうたんカフェ」である。

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 10年以上昔から、思い出したようにやっている区境歩きで偶然見つけたお店である。そんな事でもないと、見つけられそうもないロケーションなのである。ちなみに、レンガの途切れるあたりが、足立区と葛飾区の区境なのだけど、まさかそんな理由で途切れているわけじゃないよねえ。

 とにもかくにも、こんな場末の一角に、唐突に、ナチュラルに、ポツンとある、そのロケーションだけで、モノズキな散歩者には美味そうだったりする。ニコニコである。

  基本はパン屋さんである。入口左手に二人がけのテーブル席×2と、4席ほどのカウンターのあるコーナーがあり、お茶することができる。ゆがんだ台形を成す、ささやかなカフェ・コーナーなのだけど、大きな窓から外光がさんさんと差し込んでいて、思わず一息ついていきたくなる。

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 パンはいずれも国産小麦で天然酵母の手作り無添加。焦げ茶色の床板と、壁天井の白を基調とした店内はさっぱりした雰囲気。お金をかけていないもののシックなセンスが漂い、BGMにアン・サリーの歌うほっこりしたボサノヴァあたりが流れているのである。フレンドリーな店員さんの話だと、実際最初は谷千根あたりで物件を探していたのだとか。確かに神楽坂や谷千根あたりの裏筋にでもありそうな品揃えと店構え。

 それがどういう具合か、この場所が気に入って店を構えてしまった。経緯はわからないけれど、しっくり収まっているのだから、ナルホドと頷くセンスである。 

 パンの種類も多彩で、ロールパンにつくねをはさんだ「つくねサンド」や「大人のチョココロネ」、なんて下町チックなパンも混ざっているあたりがまた楽しく、かつ美味い。

 飲み物もなかなか。強めにローストされたコーヒーや、オリジナルブレンドのチャイなどが注文できる。これに「クランベリーとくるみのパン」と「ウィンナーロール」を組み合わせて出してもらう。

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 どちらも生地がしっかりめで、噛みしめる程にうま味が広がる。甘酸っぱい刺激が生地と絶妙のバランスの「クランベリーとくるみのパン」は、持ち帰り用にもうひとつ購入してしまった。小物もちょっと扱っていて、何気にレベルが高い。リーズナブルな作家もの藍染めバッグのカワイサに目を奪われ、買うかどうか悩まされてしまった。

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 パンと飲み物をまったり満喫して店を出る。

 出たら目の前の道路を西、つまり左に進んでみてほしい。すぐ先の大通りを渡るとその先に見えるのが「アモール東和(東和銀座)」が待ち受けているのだ。なぜか骨格だけの不思議なアーケード商店街で、ついでにさまよってみる価値あり。

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そんな思わぬ散歩ポイントまでおみやげについて、大満足なのであった。

  

(写真・文=奥谷道草)

DATA ひょうたんカフェ

 パン&ドリンクセット650円~ 足立区中川4-1-7 電話03-3629-7567  営業時間 平日8:00~18:00頃(パンが売り切れるまで) 日曜+第1、2、3月休 http://hyotan-cafe.ciao.jp/