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DJ 鉄道ダイヤ情報

1月15日発売
定価:895円(税込)

新型車両:2014/05/13更新・2014年6月号より

鉄道建設・運輸施設整備支援機構 フリーゲージトレイン新型試験車両を公開

 

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オール電動車の4両編成で登場したフリーゲージトレイン新型試験車両

2014.4.19 熊本総合車両所

撮影/編集部(4点とも)

鉄道建設・運輸施設整備支援機構が開発している軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の新型試験車両が,JR九州の熊本総合車両所で公開された。

軌間可変電車は新幹線と在来線のように軌間の異なる路線を直通運転できるよう,車輪の左右の間隔を軌間にあわせて自動変換するもの。新幹線と在来線で乗換えの必要もなく,既存設備を有効活用できる利点がある。

同機構では,1998(平成10)年に1次試験車,2007(平成19)年に2次試験車を製造して走行試験を進めてきたが,基本的な走行性能に関する技術が確立し,軌間可変台車の基本的耐久性能確保に目途がついたなどの評価を受けて,より営業車に近づけるために,従来より1両多い4両編成の新型試験車両を導入した。

メーカーは2号車が日立製作所,ほか3両が川崎重工業。交流20~25kV(60Hz)対応のオール電動車で,制御方式はVVVFインバータ制御。台車は平行カルダン駆動とし,目標最高速度は2次試験車と同様に新幹線区間270km/h,在来線区間130km/hとしている。

車体はアルミ合金製のダブルスキン構造で,シャンパンゴールドとディープレッドの2色のカラーリング。2号車には44席分のシートを設置した。

新型試験車両は九州新幹線,新八代接続線(軌間変換)および鹿児島本線を走行する「3モード耐久走行試験」を進め,2022(平成34)年に予定している九州新幹線長崎ルート(武雄温泉~長崎間)開業時の実用化をめざす。

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2号車の車内にはシートを44席設置

ロゴ入りのシートカバーが掛けられている

前面に3種類の表示器が備えられた運転台

この右手前側にはもう1名分の座席がある

 台車は平行カルダン駆動で,形式はG-DT901

新幹線区間の目標最高速度は270km/h

箱根登山鉄道 3000形第1号車が完成

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前面の大きな1枚窓が印象的な,箱根登山鉄道25年ぶりの新車となる3000形

2014.4.14 入生田検車区

撮影/編集部(4点とも)

箱根登山鉄道の新型車両3000形の1両目が完成した。同社の新車導入は1989(平成元)年の2000形以来約25年ぶり。

3000形は川崎重工業の製造による車体長14.6mの両運転台式。車体はステンレス製で,制御方式を同社で初のVVVFインバータ制御として,回生ブレーキも採用している。

デザインを担当したのは,小田急電鉄60000形“MSE”などを手がけた建築家の岡部憲明氏。「伝統と現代性を併せ持ち,箱根の風景に溶け込むデザイン」をコンセプトとして,箱根の雄大な自然を間近に体験できる車両とした。前面の大型窓のほか,側面には上下に広がった展望窓を設けて,車内からの良好な眺望を確保。車体色では,箱根にマッチする伝統色の緋色や茜色をベースとした「バーミリオンはこね」と称する赤を基調に,前面と側面にシルバーを配して力強さを表現した。側面窓部分はダークグレーとして従来車より大きい開口部を強調。また,台車や床下機器類から浮き上がって見えるように,車体下部には白を配している。

車内は,双方の運転台側を大きな窓から景色を満喫できる先頭展望ゾーンとし,中間部には座ってゆっくり旅を楽しめるよう,カップホルダー付きの大型テーブルを設けたクロスシートを配置した。混雑時のために一部の座席は跳上げ式としている。強化木や木目調化粧板の採用,赤を中心とした暖色系の配色により,全体的に暖かく落ち着いた雰囲気を醸し出す。照明はLED。強羅方運転台後部には車椅子スペースを用意している。

3000形は8月にもう1両が完成する予定で,以降2両編成として試運転を行ない,11月より営業運転を開始する。

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大きな窓に囲まれて開放感がある先頭部車内

強羅方の展望窓横は車椅子スペース

初めてVVVFインバータ制御を採用して消費電力を削減するなど省エネ・環境性能も向上
 登山鉄道ならではの保安装置として,従来車と同様にレール圧着ブレーキを装備

JR東日本 新潟の地酒を堪能できる「越乃Shu*Kura」運転開始

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「酒」をコンセプトにキハ40・48形改造の3両編成でデビューした「越乃Shu*Kura」

2014.4.28 青海川

撮影/編集部(4点とも)

新潟が誇る「酒」をコンセプトとした観光列車「越乃Shu*Kura」が5月2日より運転を開始した。

車両はキハ40・48形を改造した3両編成で,外観は青みを帯びた伝統色の藍下黒と白を組み合わせたデザイン。列車名は「越乃=越後」「Shu=酒」「*=米・雪・花」「Kura=蔵」と,新潟の酒蔵と自然のイメージから付けられた。

定員34名の1号車は大きなテーブルを囲む『らくらくボックスシート』,海側の窓を向いた『展望ペアシート』,パーテーションで仕切られた『くつろぎペアシート』で構成。2号車は酒樽をモチーフとしたスタンディングテーブルを設置したイベントスペースで,サービスカウンター『蔵守~Kuramori~』も設けた。定員36名の3号車はゆったりとしたリクライニングシートが並ぶ。1・3号車ともに,乗客が自由にくつろげる8人用ソファを置いたフリースペースとトイレがある。

車内では新潟の酒・食・美のスペシャリストが提案したサービスが提供される。1・3号車では地酒が無料試飲でき,2号車のサービスカウンターでは限定オリジナル大吟醸酒をはじめとした地酒やつまみ,グッズを用意。『Shu*Kura呑みくらべクーポン』を購入すれば,5銘柄の地酒の試飲ができる。

主に金~日曜に高田~十日町間で1日1往復の運転となるが,週によっては高田~越後湯沢間の「ゆざわShu*Kura」として1日1往復運転される場合もある。

なお,1号車はびゅう旅行商品専用車両となっており,みどりの窓口などの指定席券発売窓口での取扱いはなく,乗車するには,びゅうプラザなどで発売される旅行商品に申し込む必要がある。

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家族やグループ,カップルで食と景色を楽しめる1号車はびゅう旅行商品専用車両

地酒付きのオリジナルメニューが提供される

2号車はイベントスペースで,ジャズ生演奏などの催しが行なわれる

サービスカウンター

『蔵守~kuramori~』では地酒の試飲もできる

広いシートピッチのリクライニングシートで越後路の旅を満喫できる3号車

JR北海道 北海道新幹線用H 5 系を製造

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中央のラインを北海道の植物などを思わせる「彩香パープル」としたH5系

この秋に第1編成が落成予定

イメージ提供/JR北海道(4点とも)

2016(平成28)年3月予定の北海道新幹線新青森~新函館(仮称)間の開業に向けて,JR北海道が製造する新型車両H5系が発表された。

H5系はJR東日本のE5系をベースに,10両編成×4本の計40両が製造される。デザインコンセプトは「北海道への旅の序章として,その先の旅への想いを奏でる~Prologue of the NorthExperience~」。東北新幹線との直通運転を考慮し,編成構成や設備類,320km/hの走行性能などの基本仕様,先頭部を含めた車体形状はE5系と同じ。ただし,北海道新幹線での最高速度は260km/hで,在来線との共用走行区間は当面140km/hとなる。

カラーリングも東北新幹線とのイメージ共通化のため「常盤グリーン」と「飛雲ホワイト」の上下の基本色はE5系と同じとするが,中央部のラインは北海道のライラックやルピナス,ラベンダーなどを想起させる「彩香(さいか)パープル」とする。内装は北海道のイメージのデザインで旅への期待感,高揚感を演出する。

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『グランクラス』の青いカーペットは沿線の湖沼や海の水面の輝きを表現している
グリーン車
 普通車