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DJ 鉄道ダイヤ情報

9月15日発売
定価:895円(税込)

新型車両掲載コーナー 2004/12/15更新・1月号より

小田急電鉄 50000形“VSE車”

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連接構造の10両編成で2005年3月に2編成がデビューする 2004.11.29 大野工場
小田急電鉄は,箱根観光用として開発・製造してきた新型ロマンスカーを公開した。
新型のロマンスカーは,箱根の旅の魅力をさらに高めるべく,『ロマンスカー』のサービスをよりいっそう上質なものとしており,先頭部には展望席を設置したほか,側窓には連続窓を採用することで,一般席でも車窓を存分に楽しめるように工夫している。また,高いドーム型の客室内天井による居住性とともに,快適な乗り心地を向上させるためのさまざまな技術を取り入れた車両としている。
外観はシルキーホワイトが基本色で,ロマンスカーの継承してきたバーミリオン・オレンジがベースの鮮やかな帯(バーミリオン・ストリーム)を窓下に配している。車体をできるだけ大きくしているため,シャープなスタイルにボリューム感を兼ね備えている。
車両形式は50000形で,小田急では30000形につづく特急車両。従来の特急車両に愛称が付けられていたように,50000形にも“VSE(Vault Super Express)”の愛称が付けられた。“V”のVault(ヴォールト)は,英語で〔ドーム型の天井,天空,空間〕を意味しており,快適な居住性が愛称にも表わされている。
50000形は10000形以来の連接台車方式を採用した10両固定の編成で,編成長は146.8m(先頭車18.2m,中間車13.8m)。1編成の定員は358名で,このうち両先頭の16席ずつ計32席が展望席,3号車の12席がサルーン席(定員4名のセミコンパートメント)となっている。
50000形は10両固定編成×2本が新造され,2005(平成17)年3月に営業運転を開始する。なお,車両の解説は2月号でも紹介する。
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3号車と8号車は『ロマンスカーカフェ』 シートサービスの車内販売の拠点となる車両
編成両端に設けられた展望席はシートを回転させてラウンジ形式にもレイアウトできる

東京地下鉄 05系(13次車)/東葉高速鉄道 2000系

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東葉高速鉄道2000系と東京メトロ東西線用の05系13次車 2004.11.2 深川検車区
東京地下鉄(東京メトロ)は,東西線05系シリーズの新バージョンとして,次世代型通勤車両の投入を開始した。また,相互直通運転を行なう東葉高速鉄道にも,2000系新造車両の投入を開始した。
今回の新造車両は,東京メトロと東葉高速鉄道が共同開発したもので,新しい技術を取り入れた次世代型通勤車両としている。車体のコストダウン,衝突安全性の向上,リサイクル性の向上,火災対策,車体の高精度化と上質化,快適性の向上などがコンセプトで,今後の標準車両として位置付けられる。
05系の新造車両は13次車で,10両編成×4本(第40~43編成)が順次投入される。いっぽうの2000系は,10両編成×3本が順次投入される。どちらも,東京メトロ半蔵門線08系の車両コンセプトを継承しており,車椅子スペース,転落防止ホロの設置や床面高さの低位置化でバリアフリーに配慮しているほか,3~8号車の車端部にフリースペースを設置するなど,新しい設備も取り入れられている。
05系13次車は,先頭形状を第25編成以降と同様としており,走行機器は,08系に準じた編成形態(5M5T/東葉勝田台方1号車からCT1ーM1’ーM2ーTーMc1ーTcーT’ーM1ーM2’ーCT2)とした05系第34~39編成に準じている。2000系も,05系13次車に準じた仕様としており,先頭部の装飾や車両内外のカラーリングに独自性を持たせている。
なお,05系13次車は11月末までに第40・41編成が落成済みで,近く営業運転を開始する予定だ。また2000系は,12月7日のデビューを予定している。
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東葉高速鉄道2000系の客室内装は緑の木々と千葉県の県花『菜の花』をイメージする
暖色系客室内の東京メトロ05系13次車 7人掛けの腰掛にはスタンションポールを設置

名古屋鉄道 3300系・3150系

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新名古屋乗入れ系統で初のステンレス車体となった3300系 2004.11.10 新川検車区
名古屋鉄道は,新型の一般車両として3300系と3150系を製作した。
3300系・3150系は,名古屋市交通局地下鉄上飯田線相互直通専用の300系に続くステンレス車両で,名古屋本線や支線区での使用を考慮した18m級車体。新名古屋駅に乗り入れる系統用としては初のステンレス車体となった。3300系と3150系の違いは編成両数で,4両固定編成が3300系,2両固定編成が3150系をそれぞれ名乗る。車体構造は300系に引きつづき,平板構造の“ブロック構体”を採用。日本車輌製造の標準ステンレス車体で,側扉上部の外板の段差が特徴だ。
客室内は300系と同様,ロングシートと転換クロスシートを併設し,混雑時と閑散時双方の快適性が確保できるよう工夫された。壁や座席など室内カラースキームも,300系と同じイメージでまとめられた。放送装置は,ワンマン対応の自動放送装置が装備された。
制御装置は,1C2M2群制御のVVVFインバータを採用。3300系は2M2T,3150系は1M1Tとなり,いずれもMT比が1:1で揃えられている。制動装置も300系と同様,電空演算T車遅れ込め制御に加えて純電気ブレーキを搭載。この方式では制輪子の使用を極力抑えることができるため,制輪子の交換周期延長など検修の効率化が期待される。
なお,3300系は11月15日から,3150系は同28日から営業運転を開始した。今後は3300系・3150系の製造が進むことで,在来車両の置き換えが進捗していくものと思われる。
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2両固定編成の3150系 2004年度導入は4編成 2004.11.16 犬山線上小田井~西春
小牧線・上飯田線用の名鉄300系と同タイプでロングシートと転換クロスシートを併設