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■気になるニュースから■ 「うめきた(大阪)地下駅」 トイレ満空情報を提供へ

2022年11月10日

鉄道で移動中、急にトイレに行きたくなるケースに、一度や二度経験した人もいるはずだ。いざホームに降りてトイレへ。だが、長蛇の列が・・・

駅構内数カ所あるトイレも場所によっては空いていることもある。トイレの混雑状況を知りたい・・・

2023年春の開業を予定している「うめきた(大阪)地下駅」。新設駅を管理するJR西日本がIoTを駆使した「トイレのDX」化に取り組む。

「トイレの満空表示」である。

高速道路のサービスエリアや百貨店、大型ショッピングセンター、公共施設、病院、さらには有名観光地などでよく見かける「トイレの満空表示」。トイレ個室の空き状況を知らせる青(空きあり)、赤(使用中)のランプ表示が有名だが、同じ公共の利用に供する駅場合はどうか? 不特定多数、大量の利用者が往来する駅構内での例は少なく、新駅「うめきた(大阪)地下駅」での設置に注目が集まる。京浜急行電鉄の金沢文庫駅では、トイレ全面リニューアルに合わせて導入したという例はあるというが、やはり設置数では劣る。

トイレの満空状況を把握できる情報検索プラットフォームなどを介して、移動生活ナビアプリ「WESTER」、駅構内デジタルサイネージに表示するというもの。ユーザーの現在地、ニーズに応じて、「いつでも、どこでも」リアルタイムに提供する。

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JR西日本では、「うめきた(大阪)地下駅」を「JR西日本技術ビジョン」の具体化に挑戦する駅と位置付けるとともに、同駅をイノベーションの実験場『JR WEST LABO』の中核とした。駅構内での多彩なサービス提供から、新たな価値創造を推進して、経営課題や社会課題の解決に向け取り組んでいく――としている。

 

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