2022年11月11日
ジェイアール東海パッセンジャーズは、10月の会社設立20周年を機に駅弁の新ブランド「車窓食堂」を立ち上げ、記念弁当2種類を発売している。今後、既存の弁当商品にも新ブランドのロゴマークを順次表示していく。
新ブランドは、これまでの安全、上質、おいしさの追求に加え、「当社の駅弁がお客さまに豊かな時間をもたらすものであってほしい」との思いを込めて発足。名称は、旅にまつわるさまざまな情景やストーリーを喚起させる「車窓」と、多くの人々にとって身近で愛される食事処というイメージを持つ「食堂」を組み合わせて、安心感や親しみやすさ、信頼感を表現した。
ロゴマークは、東海道新幹線の窓から見える富士山と社名の頭文字の「J」をかたどった。色は、歌川広重が「東海道五十三次」の制作時に愛用したとされる落ち着きのある藍色(ジャパンブルー)を採用して上質感を表した。
記念弁当は、新幹線の車窓から眺める山と海の風景を連想してもらおうと開発。「二段重 山 ~鶏とだし巻卵~」(1100円)は、照り焼き、から揚げ、つくね、鶏飯といった鶏肉づくしで、だし巻き卵にはブランドロゴの焼き目をつけた。もう一つの「二段重 海 ~金目と鯖の煮魚~」(1380円)は、キンメダイの煮つけとサバの味噌煮をメインに「深川めし」が付く。
販売は東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪各駅などの弁当売店。併せて、記念弁当の購入者を対象にしたSNS上でのフォトコンテストキャンペーンを実施している。30日まで。
㊤「二段重 海 ~金目と鯖の煮魚~」
㊦「二段重 山 ~鶏とだし巻卵~」
ジェイアール東海パッセンジャーズ https://www.jr-cp.co.jp/