2023年8月30日
JR西日本とJR東日本は30日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構によって建設工事が進められている北陸新幹線金沢―敦賀間の開業日を2024年3月16日に決定したと発表した。運行計画によると、東京―敦賀間直通列車は速達タイプの「かがやき」9往復、各駅停車タイプの「はくたか」5往復。また、敦賀駅からJR西日本の特急「サンダーバード」「しらさぎ」と接続する「つるぎ」を富山―敦賀間で18往復、金沢―敦賀間で7往復とした。
■運転本数・停車駅パターン
〇東京から敦賀へ直通する「かがやき」「はくたか」 計14往復
かがやき 東京―敦賀間直通列車 9往復
はくたか 東京―敦賀間直通列車 5往復
〇敦賀駅で特急「サンダーバード」や「しらさぎ」と接続する「つるぎ」 25往復
つるぎ 富山―敦賀間運転列車 18往復
金沢―敦賀間運転列車 7往復
最速達列車による所要時間は東京―福井間2時間51分、東京―敦賀間3時間8分で、金沢駅からの特急乗り継ぎする現在との比較で福井36分、敦賀50分短縮される。
E7系・W7系(12両編成)を投入。
金沢方から小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の新幹線各駅が新設される。
◇最速達列車の到達時分
東京ー 福井間 2時間51分(36分短縮)
敦賀間 3時間 8分(50分短縮)
大阪― 福井間 1時間44分( 3分短縮)
金沢間 2時間 9分(22分短縮)
富山間 2時間35分(29分短縮)
名古屋―福井間 1時間33分( 3分短縮)
金沢間 2時間 9分(16分短縮)
富山間 2時間35分(23分短縮)
到達時分は計画中のもので、一部変更となる可能性がある。
■在来線特急 運転終了
北陸新幹線延伸開業に伴い、特急「サンダーバード」の敦賀―金沢・和倉温泉間 、特急「しらさぎ」の敦賀―金沢間、特急「おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス」の敦賀―金沢間、特急「ダイナスター」の福井―金沢間の運転を終了する。「しらさぎ」は早朝・深夜の各1本は、北陸新幹線と接続できないため、米原―金沢間の全区間で運転を終了する。
■ハピラインふくい、IRいしかわ延伸 3月16日開業
北陸新幹線金沢―敦賀間延伸開業に伴い経営分離される並行在来線の北陸線金沢―敦賀間のうち、金沢―大聖寺間(14駅)をIRいしかわ鉄道、大聖寺―敦賀間(大聖寺除く18駅)は新設の「ハピラインふくい」が運行を行い、新幹線延伸開業と同日の2024年3月16日に開業する。
JR西日本