2023年5月8日
新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが8日から、「2類」から「5類」に引き下げられたことを受けて、飛沫(ひまつ)防止用として3年間あまりにわたって、多くの人々に重宝されてきた「パーティション」も、いまでは「無用の長物」的扱いになりつつある。
そんな中、グループ挙げて環境経営を推進する京成電鉄が、パーティションの再利用に取り組んでいる。
空港第2ビル駅で利用されたパーティションをPRボードとして生まれ変わらせた。
空港第2ビル駅で展示している駅係員が作成したPRボード
パーティションには、駅係員がペイントし、環境保全に向けた同社の取り組みを紹介する。同社では今年4月1日から、特急「スカイライナー」の運行にかかる電力相当を、ちはら台太陽光発電所を含む千葉県内の再生可能エネルギー由来のトラッキング付FIT非化石証書を用いて、二酸化炭素排出量の実質ゼロを実現している。
ボードにはスカイライナー、太陽光発電パネルなどをデザインした。
同社では、「今後も、さまざまなリサイクル、リユース方法を検討し、サステナブルな社会の実現に貢献していく」としている。