2023年9月17日
走行中の芳賀・宇都宮LRTと普通自動車との衝突事故が17日にも発生、8月26日の開業から1カ月以内で3度目となった。
14時45分ごろ、宇都宮駅東口発のLRTが宇都宮市陽東の停留場付近を走行中、左側面が自動車の右側ミラーと接触した。自動車は右折待ちの列の最後尾に停車していたが、渋滞の影響もあって道路に斜線が引かれた導流帯(ゼブラゾーン)に止まっていたという。運転士、乗客ら約160人と自動車ドライバーにけがはなかった。
LRT開業後の自動車との事故は1日、5日にも発生している。
事態を重く見た栃木県警では8日に緊急対策会議を開き、自動車ドライバーに路面電車と並行する道路などでの交通ルールの周知、安全運転の徹底を図っていくことを確認。11日には県警と市、宇都宮ライトレールの職員など30人が参加して、宇都宮市内で自動車ドライバーに注意を促すボードを掲出。関係者が事故防止を呼びかけるチラシを配っていた。