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■気になるニュースから■ 史上初 東海道新幹線 車内でプロレス

2023年9月18日

JR東海が昨年から販売する東海道新幹線を号車単位で貸し切り、車内でオリジナルイベントなどが実施できる「貸切車両パッケージ」で、18日、1964年10月1日の新幹線開業から初めてとなる「新幹線プロレス」が開催された。

貸切車両パッケージは、利用者の要望に沿った新しい新幹線の使い方の機会を提供し、旅の価値を上げることを目的とした。東京―新大阪間で運行を完結する「のぞみ」が対象で、実際のツアー販売はジェイアール東海ツアーズ、JTBが行う。

新幹線プロレスは、プロレス興行を行うDDTの路上プロレスの一環として主催されたもので、1万7700円と2万5000円の観覧チケットは発売開始30分で完売したという。この日は「車両の設備は壊さない」「走行中に座席回転しない」「車内を汗で濡らさない」などといった特別ルールで行われた。

プロレス会場となったのは、東京駅13時9分発の臨時列車「のぞみ371号」。品川駅に到着すると高木三四郎が、新横浜駅では鈴木みのるが"入場"して、ツアー参加者の目の前で通路上での格闘を披露した。

その後、車内にいたと思われる正田壮史、佐藤光留のほか、車内販売員姿の男色ディーノ、コスチューム衣装の秋山準、さらには小橋建太を巻き込んでの大乱闘劇に発展。高木のラリアートをかわした鈴木がゴッチ式パイルドライバーで37分あまりに及んだ戦いを制した。