2023年11月9日
東武鉄道と東武ホテルマネジメントは12月1日から、浅草東武ホテル(東京)に宿泊した訪日外国人観光客の手荷物を海外の自宅までワンストップで配送する実証実験に着手する。
総合物流管理業務を行うオー・エス・エス(大阪市)との協働。東武が2021年から実施するオープンイノベーションを活用した事業共創プログラム 「TOBU Open Innovation Program」の採択施策。
これまで訪日客をターゲットに国内ホテル間での鉄道(新幹線)を使った手荷物配送の例はあるが、国内宿泊施設から海外自宅まで手荷物類を直送するサービスはほとんどない。
東武では、国際手荷物配送に関するオペレーションの確認とサービスの市場性・収益性を検証し、新規事業としての可能性を見極める。24年3月31日まで。
オー・エス・エスは、訪日外国人(非居住者)の忘れ物国際配送、手荷物国際配送を15年から開始。現在、全国約1万1000件の商業施設、交通機関、警察、空港、航空会社、レンタカーなどでサービスを導入している。
【サービスの主な流れ】
①ホテルフロントで申し込み、配送手荷物のサイズや重さを計測
②専用サイトで配送先情報の入力し、配送料を支払う
③ホテルフロントが手荷物を預かる
④ホテルからオー・エス・エスへ手荷物を輸送
⑤オー・エス・エスが国際手荷物配送の手続きを代行
⑥海外の自宅まで配送