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■気になるニュースから■ 大井川鐵道 神尾駅を「たぬき駅化」

2024年1月15日

静岡県の大井川鐵道は、駅構内などにたぬきの置物が数多く置いてある無人駅・神尾駅の「たぬき駅化」計画に着手する。たぬきは「他を抜く」と言われ、勝負事など縁起がいいとされていることから、「開運たぬきっぷ」の発売、臨時準急電車の運転などを行い、沿線地域の新たな観光誘客につなげる。

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神尾駅のたぬきは、初代SL専務車掌だった故・石原〆造さんが乗客から寄進されたお金(チップ)をもとに、信楽焼のたぬき像を置いたのが始まり。その後、全国各地からたぬき像が送られ、今では約40体のたぬきの置物が置かれるようになった。

■開運たぬきっぷ

「開運たぬきっぷ」は、金谷―神尾間が1日乗り放題になるもので、大人880円、子ども440円で、1月21日から金谷駅、新金谷駅、新金谷駅前SLセンター(プラザロコ内)、「TOURIST INFORMATION おおいなび」(門出駅隣接)で発売する。

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■臨時準急

臨時準急は、金谷―神尾間で運転する。金谷発8時36分、9時56分、12時25分、神尾発9時48分、11時18分、14時9分の1日3往復。当面、3月24日までの土曜日・休日に運転。新金谷、合格、門出駅に停車する。

■駅名標リニューアル

神尾駅では、たぬき化計画に合わせて、金色ベースに赤い文字のデザインにリニューアルした駅名標を設置する。

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■特別なガチャ

また、「合格」「門出」「神尾」の入場券(ランダムで1枚)と、おみくじをセットした特別なガチャ(1回200円)も置く。同社によると、「駅名が金色に箔押しされた合格駅」の入場券もあるという。

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