■気になるニュースから■ エスカレーターは２列乗車で 福岡市地下鉄がキャンペーン
2022年11月9日
福岡市地下鉄 エスカレーター安全利用啓発キャンペーン「あなたが変える、福岡が変わる～エスカレーター右側も立ち止まって乗っちゃう大作戦～」
福岡市地下鉄は、10 日の「エレベーターの日」に当たり、業界団体の日本エレベーター協会などが中心となって取り組む「エレベーター・エスカレーター安全利用キャンペーン」に合わせて、同日から16日まで、独自のエスカレーター安全利用啓発キャンペーン「あなたが変える、福岡が変わる～エスカレーター右側も立ち止まって乗っちゃう大作戦～」を実施する。
エスカレーター２列利用の実現を目指し、これまでのプラカードによる呼びかけに加え、空港線・箱崎線全地下鉄車両に「右側も立ち止まって乗っちゃう」必要性を呼び掛ける中吊り広告を掲出する。
天神駅では、ホームのエスカレーター手前床に２列利用促進ステッカー、エスカレーター手すり横に東福岡高校と福岡市地下鉄が制作したＰＯＰ（ポップ）を設置。キャンペーン終了後も継続する予定。プラカードによる呼び掛けは16日まで。
■10 日は「エレベーターの日」
エレベーター、エスカレーター事業者で構成する日本エレベーター協会の調査によると、2018～19年の全国のエスカレーター事故件数は1550件で、約６割が「転倒」で占められている。同協会では「エスカレーターは歩くことを想定して作られていない。手すりにつかまり立ち止まって利用するよう」呼びかけている。
自治体の中では、事故防止策の一環として、エスカレーター乗車の際には「立ち止まって乗るよう」利用者に努力義務を課す条例を埼玉県が昨年10月１日から施行。条例に罰則規定はないが、知事が管理者に対して必要な指導、勧告ができるとしている。
同協会では、埼玉県で施行されたエスカレーター上の歩行条例について調査したところ、「エスカレーターの歩行は、やめたほうがいいと思う」人の割合は毎年増えており、21 年度は 89.3％、「エスカレーターを歩行してしまうことがある」人の割合は減少傾向で、64.0％となっていることを公表した。
福岡市地下鉄
https://subway.city.fukuoka.lg.jp/
日本エレベーター協会