経済波及効果の大きい観光は、地域社会発展のための大きな手段の一つでもあり、日本の力強い経済成長を取り戻すための重要な成長分野と考えられる。
国においても「2020年に訪日外国人観光客数4,000万人」という目標を掲げている。
本書は、「産業観光」等の新しい観光を提唱し、商工会議所、日本観光振興協会などで、永年、観光の仕事に携わってきた著者が、日本の観光の「きのう・いま・あす」を探る。
観光客も観光地側もお互いが「観光するこころ」をもって一体化する、それが今後の地域づくり、「観光立国」の基盤、と強調。
第1章 観光とは“なにか” -観光の「意味」と「役割」-
第2章 観光の“あゆみ” -観光の経緯-
第3章 観光の“すがた”“かたち” -観光の要素と構造-
第4章 観光は“いま” -観光の現状と課題-
第5章 観光立国を“めざして” -「新しい観光」の提案-
第6章 観光を“つくる” -持続的観光へ-
第7章 観光を“まもる” -資源の保全、安全な観光-
第8章 観光を“ひろげる” -広域・国際観光展開-
須田 寬(すだ ひろし)
昭和29年4月日本国有鉄道入社。昭和62年4月東海旅客鉄道株式会社代表取締役社長、平成7年6月代表取締役会長、平成16年6月相談役。(公社)日本観光振興協会全国産業観光推進協議会副会長を務めるほか、日本商工会議所、名古屋商工会議所などで観光関係の活動に携わる。主な著書に「産業観光」「新しい観光」「昭和の鉄道」(いずれも交通新聞社)、「東海道新幹線Ⅱ」(JTB)、「新・産業観光論」(共著、すばる舎)など多数
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