楽しくディープな「街深掘り」マガジン
1996年創刊。徹底的に街を歩き回り、飲食店は自分の舌で確かめ、グッズは実際に使ってみる……そうしたスタンスから、マスコミ初登場のネタを数多く紹介し、記事のユニークさでも定評のあるタウン情報誌です。取材先 からも新鮮かつ温かい目で受け入れられていると自負しています。今後も単なる「街歩き」にとどまらない「街深掘り」マガジンとして、ますます楽しい誌面づくりを追求します。もちろん、「散歩雑誌」のパイオニアとしての原点も大切にしていきます。
1カ月・6カ月・12カ月の選べる定期購読のほか、バックナンバーも購入可能な月刊「散歩の達人」電子版もございます。
880円(税込)
2024.01.19発売
990円(税込)
2023.12.21発売
880円(税込)
2023.11.21発売
華やかさ、東京随一。
昭和のはじめ、「東洋初の地下鉄」というキャッチフレーズを冠して開業した銀座線。レモンイエローにチョコレート色の屋根をかぶせた車体はハイカラそのもの。乗車距離約14キロの短い路線だけれど、浅草を起点に上野、日本橋、銀座など歴史ある繫華街から、エスプリあふれる虎ノ門に赤坂見附、トレンド最前線の表参道や渋谷と、どこで降りても主役級の街ばかり! 遊園地、グルメ、好奇心くすぐるカルチャースポットに、都内屈指の老舗めぐり……楽しみ方は無限大。東京の持つ魅力がたっぷり詰まった沿線を、心ゆくまでお楽しみあれ。
880円(税込)
2023.10.20発売
楽しみ方∞のネイチャータウンを大冒険
街が秋めき旅足が軽くなった今、訪れるなら高尾山・八王子だ。
都心から中央線に乗って揺られれば、またたく間にゴミの少なさで全国1位(2023年現在)という八王子市へ。駅から一歩踏み出せば、遠景に山々が見えてホッとするとともに、どこか洗練された空気を味わえる。
体を動かしたい人は、東京随一のハイキングスポット・高尾山へ。何千年もの祈りがこめられた風景をたどれば、きっと心が癒やされる。木々と対話しながらじっくり歩きたい。
体力に自信がない人は街歩きを! 八王子駅北口から放射線状に張り巡らされた道をゆけば、自ずと名店に出逢うことができる。腹を満たした後は、日本遺産に思いをはせたり、歯医者さんの看板を眺めたり、怪奇に身を震わせたりと、街のいろんな表情に魅せられよう。
ワンダフルな可能性に満ちあふれたこの街、楽しみ方は無限大!
880円(税込)
2023.09.21発売
予想外の調和がもたらす新旧の輝き
関東指折りの観光地・川越。今やインスタ映えの聖地としても注目を集め、街は浴衣姿の若者であふれ、その大半が常にスマホを掲げて撮影に勤しんでいる。
でも、せっかくなら大人の粋な遊び方を。蔵造りの町並みを散策するのも楽しいけれど、ちょっと路地に足を向ければ、魅力がぐっと詰まった地元民の憩いの場が点在。そのどれもが川越という地への誇りと自信に満ちあふれている。古くからあるものと新たに誕生したものとが予想外の調和を生んで形成される、時代を超えた〝川越らしさ″を堪能したい。
朝霞・志木・ふじみ野をはじめとした東武東上線沿線にも、わざわざ足を運びたくなるスポットが盛りだくさん。ただの観光地とは言わせない、川越エリアのツウな楽しみ方を提案します。
880円(税込)
2023.08.21発売
“東京の台所”は今どうなっているのか
2018年10月、築地の場内市場は83年の歴史を終え、豊洲へと移転した。それから5年。コロナ禍を経た築地を歩いてみれば、あふれんばかりの人でにぎわっていた。移転とほぼ同時期に『築地魚河岸』という施設もでき、〝東京の台所〟としての役割は変わらぬままだ。
一方の豊洲と言えば、こちらも当然東京の食卓を支える場として機能し、7月には三陸・常磐の鮮魚を販売する『三陸常磐 夢市楽座』がオープン。2024年の2月にも新しい商業施設ができる予定で、さらに活気づくことだろう。
築地と豊洲の間に位置する月島は、古い建物をリノベーションした個人店が路地にひしめき合う。まるで、歴史を紡いできた築地と最新の豊洲のかけ橋のようになっているのだ。
どこから歩くかは、もちろん自由。三者三様の街から力をもらいに行こう。
880円(税込)
2023.07.21発売
来る者拒まず、去る者おらず。
西荻窪は、道という道すべてに魅力的な飲食店が立ち並ぶグルメな街だ。さらに、本に雑貨にアンティークと、大人の趣味欲もとことん満たしてくれ、実に底が知れない。
荻窪は一方、駅前は商業化しているが、街の随所に老舗や名所が点在し、風格のある土地を保っている。新しい店にも自然と品があるのは、この落ち着いた空気ゆえだろう。
街の色は違えども、どちらにも共通して言えるのは、住民が自分の〝お気に入り″をいくつも持っていることだ。例えば、酒場ひとつ見ても、ディープな横丁から普段使いできるバル、ぜいたくなビストロまで幅広く揃うが、そのどれもが等しく住民の憩いの場となっている。それでいて、新しいモノにもめっぽうアンテナが高い。地元のことを徹底的に知ろうとする貪欲さは、中央線随一だ。そして皆、口を揃えてこう言う。
「一度住んだら、離れられない」
この街に来る人、そして住む人の心をわしづかみにする、旬な話題をたっぷりつめこんで、お届けします!
880円(税込)
2023.06.21発売
街の胎動を肌で感じろ!
北の玄関口と呼ばれて久しい上野。今や世界の玄関口へと変貌を遂げ、アメ横をはじめ、ここ数年で見慣れた景色は様変わり。駅周辺の熱狂から少し離れれば、コーヒーやアパレルなど、オフビートな空気感が心地いい新顔もちらほら。一方、御徒町や湯島方面では、老舗・若手を問わず、ものづくりに実直な人々がどっしり根付く街になってきた。情熱と冷静さの間で、自在に変化を続けていくこのエリア。少しばかり熱に浮かされた気持ちで、街の胎動を今、感じよう。
880円(税込)
2023.05.19発売
ローカルさの中を貫くマイウェイスピリット
板橋の表情は豊かだ。東武東上線も三田線も、駅前商店街に新旧の店が肩を並べ、目移り必至だ。この2路線の間には、起伏に富んだ地形が待ち構え、散歩の楽しさをさらに膨らませてくれる。緑豊かな公園も多く、植物園や科学館もあって、大人も子供も楽しめる場所が随所に散らばっているのだ。もちろん、町中華や洋食にカフェなど、グルメもジャンル問わず充実している。その中でもひときわ存在感を示すのは、地域とのつながりを大切にしつつも、己が信念を貫き通す人々。一見矛盾しているようで、その絶妙な溶け合い方が街の新たな魅力を引き出しているのだ。
880円(税込)
2023.04.21発売
いつも驚きに満ちている万華鏡シティ
港町ならではの鷹揚さと、各街の個性が独特すぎる「横浜」を訪れるなら、断然、今! みなとみらいや中華街にはカルチャーの新しい話題が花開き、ちょっぴりローカルな平沼橋や戸部には、ハマッ子自慢の穴場がちらほら。この春に開業した東急・相鉄直通線で、アクセスが向上した新横浜線沿線にも注目したい。万華鏡のように街ごとガラリと異なる横浜の空気を味わうべく、今回は横浜駅から縦横無尽に東西を散策してみた。気が赴くままに歩いてみれば、すてきな風景にも出合えるかもしれませんよ。
880円(税込)
2023.03.20発売
四角四面とは程遠い、三角地帯に生まれる輪
東葛地域の北西。江戸川と利根川に挟まれたデルタ。チーバくんの鼻。今、この三角地帯がじわじわと進化中だ。
流山おおたかの森駅周辺の開発や人口増加が注目を集めているが、変化はそれだけではない。少し足を延ばすだけで広大な田畑が目にまぶしい柏は、型破りな挑戦者たちの個性も光り、すっかり「千葉の渋谷」を卒業している。流山では地元再発見の火花がはじけ、もはや「千葉のニコタマ」とは言わせない。野田でも、豊かな産業遺産を活かした工夫があちこちで芽吹き、「企業城下町」から脱皮中と言ってもいい。都心の真似ではなく、我が道をゆく唯一無二の街。歴史や風土という土台の上に挑戦を積み重ね、自分たちの手で魅力を生み出し、自ら楽しむ――そんな循環が生まれつつある三者三様のトライアングルを歩きに行こう。
880円(税込)
2023.02.21発売
足元に転がる街の“豊かさ”を探して
「通勤・通学、休日に遊びに行くのも都心」。このエリアでたびたび聞かれた、地元への関心が薄い声。しかし、最近は暮らしや風土を見直す動きが活発だ。例えば所沢や東村山では、街に開かれたよりどころが増えている。同じ思いを持った人たちがゆるゆる集まり、埋もれていた街の魅力を掘り起こしては、かけがえのない時間を過ごしている。また、武蔵野台地が育んできた食文化も元気だ。清瀬や東久留米では小麦や野菜の栽培が盛んで、農家の直売はもちろん、地元の飲食店が利用することで、地産地消の輪が広がっている。時代と共に商業ビルやマンションが増え、物質的にも豊かになっている。でも、代えがきかない街の〝豊かさ″は、実は足元に転がっている。その事に気づければ、よりこの街が好きになるはずだ。
1,045円(税込)
2023.01.20発売
街の素敵なベスト・カップル
街を歩いて漂ってくる、パンとコーヒーの幸せな香り。ふと入った喫茶店でトーストを注文したなら、「どこのパンを使ってるんだろう?」と、ちょっと気にしてみてほしい。街のそこかしこにある「仕入れ」の関係性のなかでも、今回本誌では、パン屋さんと喫茶店のお付き合いにフォーカス。「うちのパン、あの街の喫茶店に卸しているよ」「このお店のトーストは、あそこのパンじゃなくっちゃね」なんて声にしっかり聞き耳立ててみれば、パン屋さんと喫茶店のつながりに、小さなロマンスを感じられるはず。知るほどに人に教えたくなる両者のグッドコンビネーションを、たんとお楽しみあれ。
特別付録として、訪れたお店をメモして楽しめる「パン屋さんと喫茶店のロマンスメモリー帖」付き!
880円(税込)
2022.12.21発売
矛盾が魅力を生み出す、摩訶不思議な“山の手の下町”
いわゆる“谷根千ブーム”から十数年、もはや大定番の観光地。この街の魅力は語り尽くされた……そう思っているなら、大間違いだ。相反する要素が絶妙なバランスで隣りあい、混じりあって変化してゆくこの街は、歩けば歩くほど見えてくる顔がある。リノベーションの波は未だ衰えず、老舗や有名店にも発見があふれている。懐かしい風景を新しい世代がしかと受け継いで歩き出している様子も頼もしい。都心なのに田舎くさくて、山の手だけど下町みたいで、安心と驚きが交互に飛び出し、おまけに地形も山あり谷ありの谷根千散歩。コントラストに酔いしれて目を回さないよう、お気をつけあそばせ。
1,045円(税込)
2022.11.21発売
いまや日本中、いや世界中の麺料理が味わえるのが東京。とりわけ近年、目を見張るのが「麺」そのものの多様化だ。例えば、流行り廃りの激しいラーメン界には自家製麺の波が押し寄せ、うどんとの境界が曖昧な新感覚なものも出現中。また、飲食店や庶民の台所を支えてきた町の製麺所をのぞいてみれば、中華麺だけでなく、乾麺でも生パスタでもない第3の麺が! さらに、昨今の健康志向に応えるように、小麦を使わないおいしい麺だって増えている。麺はいつの時代も進化がとまらない。それでいて、なじみのない味付けや食材と合わせても、不思議と食指が動いてしまうのが麺の持つ神秘さだ。一口すすれば未知なる世界が幕を開ける。一杯の器から広がる無限の宇宙に吸い込まれよう!
特別付録「さんぽの壺」カレンダー2023付き!
880円(税込)
2022.10.21発売
混沌の街で拡大する、中央線カルチャー新世代!
長年、中央線人気を牽引してきたこの一帯は今、変革期を迎えている。中野の駅前は、再開発の真っ只中で日常から隔絶しつつある。高円寺と阿佐ケ谷は、祭やイベントが軒並み中止となり、外から人を呼び込む吸引力が落ち込んだように見えた。しかし、それくらいじゃ萎まないのが、このエリアの面白さだ。コロナ禍を経て、繁華街の外れを中心に、ほどよいマニアックさと住民目線の心地よさが同居する新世代のカルチャーが発芽し始めている。一見、「アクが抜けた?」なんて思うかもしれないが、その実は皆、自分の〝好き″に正直で、これまでと変わらず自分の街を愛しているのだ。そんな、混沌の街で拡大する中央線カルチャーの最前線を歩いてみよう!
880円(税込)
2022.09.21発売
鉄道開業150年を祝して!
去年からわずか1年なのに、我慢できずまた鉄道特集です。なぜかって? 1872年10月14日は新橋~横浜間に、日本初の鉄道が開業した記念すべき日なのです。そうときたら、お祝いしない訳にはいかないじゃないですか! 開業から150年の間に鉄道業界はどんどん発展し、首都圏にはさまざまな電車が駆け巡るようになりました。歴史や鉄道そのものの情報はもちろん、沿線の魅力あるスポットもてんこ盛りです。いざ、出発!
880円(税込)
2022.08.20発売
東京には、まだまだ知られざる魅力がたくさんある。今回、『散歩の達人』が歩いたのは、都内各所12の街。例えば、銀座、新宿、六本木、浅草。普段は食事や買い物をして終わりかもしれないけれど、繁華街から一歩離れてみれば、“B面”ともいうべき世界が待っている。芝浦、亀有、王子、茗荷谷・小石川、目黒・五反田、大泉学園は、用事がなければなかなか訪れる機会のない街だ。それならば、散歩の原点に立ち返り、地形、建築物、商店街、自然などに着目してみよう。すると、それぞれの街の歴史や個性が浮かび上がり、歩き方は無限大なのだ。また、郊外も見逃せない。東村山と八王子には、独自の文化や産業が根付いていて、都心とは一味違う豊かさであふれている。“ひとり”だったら、どこへ行こうが思うまま。人の目を気にせず、時には映画のヒロイン気分で歩いてみたっていい。さあ、いつもと視点を変えて、身近な東京を再発見しよう!
880円(税込)
2022.07.21発売
城東一の繁華街・錦糸町に、駅前がいちだんと華やかになった亀戸、名店が点在し、東部の穴場と名高い平井。新陳代謝を繰り返し、エネルギッシュな個性を発揮している三者三様の街だけど、根っこには下町らしさがしっかり息づいています。
産業を下支えする町工場の数々に、情緒たっぷりの個人商店の軒先。東西南北を血管のように流れる小さな水辺のそこかしこでは、手作りの釣り竿片手に「おじちゃん、ザリガニ釣れたよ」なんて無邪気な子供たちの声も響きます。大胆な人懐こさが愛しい城東ワンダーランドが織りなす、夏物語のはじまりはじまり!
750円(税込)
2022.06.21発売
江戸の宿場町から世界をリードする企業都市へ。社会科の教科書そのものみたいなこの街は、新たな住民が増えてもどこか無機質。未来のライフスタイルを予感させる。それでも、ふと立ち止まってみれば、街道を見守る神社仏閣や産業遺産、下町人情たっぷりなお店も健在。そんな、様々な歴史のグラデーションを歩けば、気分はまるでタイムトラベル! 再開発されゆく景色の隙間、重層的に流れる時間の中に、この街のいまが見えてくる。
大人のための首都圏散策マガジン「散歩の達人」&Webメディア「さんたつ」編集部。 単なる街歩きにとどまらない街深掘りマガジンとして、旬でリアルな街情報を発信します。