1993年にスタートし、2023年には30年を迎えたJR東海のキャンペーン「そうだ 京都、行こう。」。これほど長く続いてきたのは、キャッチコピーをはじめ、美麗なビジュアルやスタンダードミュージックの活用といった「広告表現」や、広告全体を貫く「広告企画」が周到に用意されているからである。そんな広告表現・広告企画の分析を通じて、「良い広告」について考えていく。
第1章 前提としての京都と旅行、そして東海道新幹線
第2章 京都の描き方の技
第3章 時代ごとに「見たいものを見せてくれる」
第4章 「そうだ 京都、行こう。」を貫く広告企画
第5章 これからの時代の「良い広告」とは
水野由多加(みずの ゆたか)
1956(昭和31)年生まれ、慶應義塾大学文学部(社会学)、青山学院大学大学院(経営学)退学、関西大学名誉教授。博士(商学)。日本広告学会副会長(2007年〜)。電通勤務、京都工芸繊維大学(デザイン経営工学)を経、広告論をのべ2万人の学生に講じる。鉄道は「交通広告見る鉄」。
お詫びと訂正
167頁に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
167頁 ポスター 1993年 秋 平等院 4行目
【誤】別送
【正】別荘
お客様にはご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
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