人手不足、街並み創出、環境への配慮。その救世主になるかもしれない “未来のバス” が連節バスで、全国のバス事業者や地方自治体などで導入、または導入が検討されています。
この連節バス、日本で最初に本格実用化されたのは1985(昭和60)年のつくば科学万博でした。つまり、立派な “万博レガシー” なのです。本書は、当時の運営管理者としての経験を持つ著者がその導入の舞台裏を記すとともに、連節バスのあゆみ、特長、有効性、全国での活躍ぶりを解説します。
第1章 連節バスとは? そのあゆみ
第2章 連節バスの構造・走行・製造
第3章 全国で活躍する連節バス
第4章 変わり種のバス
第5章 未来の連節バス
巻末付録 日本初の連節バス本格営業運転の記録と記憶
諸井 泉(もろい いずみ)
1960年、埼玉県生まれ。明治学院大学卒業後、東都観光バス入社。在職中につくば科学万博が開催、万博中央駅と万博会場間の交通手段であた連節バス「スーパーシャトル」の運営管理者としてシャトルバス中央事業所にて運営管理業務に従事。その後、郵船航空サービス旅客部門(現郵船トラベル)に転職。クルーズ部門で企画運営、郵船クルーズでは初代飛鳥ツアーマネージャーとして、世界一周クルーズ等に乗船勤務した。郵船グループ、日本海洋科学では、外国人人材派遣業に従事。その間、バスマガジン誌に数本の連載記事を執筆、日本海事新聞コラム欄「海游人」にも連載で執筆。郵船トラベル定年退職後はフリー交通ライター。日本旅のペンクラブ会員、クラブ氷川丸会員(日本郵船氷川丸ボランティアガイド)、日本バス友の会会員。
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