かつて多くの球団を鉄道会社が保有していたように、古くから密接なつながりがあるプロ野球と鉄道。
チームの遠征においても鉄道は必要不可欠で、
新幹線の開業による所要時間の短縮は革命的な出来事だった。
本書では、黎明期から現在までのプロ野球と鉄道の関わりについて、各種資料を検証・考察するとともに、現在球団を保有する阪神電鉄や西武鉄道の取り組みなどを紹介。
さらに、金田正一氏や古葉竹識氏といった往時のスター選手たちが語るエピソードなど、さまざまな視点からその深いつながりをひもといていく。
第一章 黎明期の職業野球
第二章 昭和の遠征事情
第三章 鉄道会社のプロ野球チーム
第四章 広島東洋カープと鉄道との密接な関係
第五章 西武鉄道と阪神電鉄の観客輸送への取り組み
第六章 12球団の本拠地球場と鉄道
第七章 かつての名選手に聞いた“プロ野球と鉄道”
田中正恭(たなかまさやす)
昭和30年、神戸市生まれ。甲南大学卒。神奈川県在住。
国内鉄道全線踏破のほか、海外27カ国を鉄道旅行。鉄道を中心とした執筆活動を続けている。
熱心なプロ野球ファンでもあり、昭和57年から9年間阪急ブレーブス東京応援団として活動した。
ブレーブス消滅後は、12球団の試合を観戦し、球場での観戦は1000試合を超える。
著書に『われらブレーブス人間』(菁柿堂・共著)、『消えゆく鉄道の風景』『終着駅』(自由国民社)、『夜汽車の風景』(クラッセ)などがある。
詳しい購入方法は、各ショップのサイトにてご確認ください。