2026年は、名古屋駅開業140年のメモリアルイヤー。さらに、リニア中央新幹線の工事も進んでその変貌ぶりも激しく、中京圏の鉄道は大きな節目を迎えています。本書は、名古屋とその結びつきが深い地域を大名古屋と称し、大名古屋圏の鉄道140年のあゆみを貴重な写真や図でまとめています。国鉄~JR、名鉄、近鉄、名古屋市営地下鉄を、その前身から解説するほか、廃止された鉄道も含めてまとめ、さらに140年の一大年表も盛り込んだ総合歴史書です。NFT付録は、変わりゆく名古屋駅周辺の定点観測集です。昭和から令和に至るその変貌ぶりに驚くばかり。懐かしいビルや駅前の風景が、今蘇ります。 リニア新幹線の未来へ伝えたい、中京圏の鉄道の歩みが詰まった保存版の一冊です。
CONTENTS
はじめに
大名古屋の鉄道は“名古屋飛ばし”を回避し躍進した
GRAPH
大名古屋の鉄道の中枢 名古屋市の玄関 名古屋駅今昔
名古屋駅、三代目駅舎は「東洋一の駅ビルだった」
再開発ビルは実現するのか… 名駅通の西側ビル群
「笹島」に鉄道駅は蘇るのか
名古屋駅西口は“駅西”から“新幹線駅前”へ
名鉄特急の変わり種、滑稽だった瀬戸線特急 “古豪”の衣装はパノラマカー
昭和の名鉄は中京の雄 一世を風靡したパノラマカー
私鉄王国へ挑んだ“民営国鉄” 民営化当初のJR東海の意気込み
大名古屋圏の鉄道・軌道 路線概略図
第1章 大名古屋の鉄道 回顧 ① 官設鉄道(〜院線〜省線)、国鉄、JR
明治~大正~昭和初期 特急列車の設定と東京駅の開業
昭和10年代
名古屋駅が移転開業、東洋一の規模を誇った三代目駅舎
昭和20年代
特急列車や都市圏快速が復活、豊橋は日本初の「民衆駅」
昭和30年代
米原電化で80系湘南型電車を投入、名古屋始発のビジネス特急「おおとり」も発車
Epoch 昭和39年 ”夢の超特急“東海道新幹線が開業
昭和40年代前半 特急「しなの」・「ひだ」が登場
Epoch 昭和43年(1968)10月1日 “ヨン・サン・トオ”ダイヤ改正
昭和40年代後半
中央本線(西線)に世界初の振り子電車が登場
Epoch SLブーム、ありがとう蒸気機関車
名古屋駅の無煙化は昭和46年4月26日
昭和50年代前半 “庶民派列車”急行「阿蘇」消える
昭和50年代後半 名古屋貨物ターミナルが開業
昭和60年代(国鉄時代) 欧風客車「ユーロライナー」登場
昭和60年代(JR東海) 国鉄分割民営化 ナイター観戦列車
平成時代(一桁代) 新型車両が続々登場!
平成時代(10年代) 新幹線車両の新旧交代が進む
平成時代(20 ~ 30年代) 民営会社らしい様々な取り組み
<平成スペシャルグラフ>懐かしの383系“大阪しなの”
<令和スペシャルグラフ>ありがとう ドクターイエロー
令和時代 平成の名車も消える
Column大名古屋は“ハチマル”終章の地
第2章 大名古屋の鉄道 回顧 ②名古屋鉄道
大正~昭和初期 初代名鉄のターミナルは押切町
昭和10 ~ 20年代 名岐と愛電が合併 名古屋本線の誕生
新名古屋駅の新駅舎
昭和30年代
スーパーロマンスカーの登場 支線のバス化 主要駅の変貌
昭和40年代
特急大増発、戦後初の新線も
a la carte 昭和40年代 車体塗色のバラエティー
昭和50年代 輸送力増強 特急を有料化
Epoch 昭和50年代は新線開業ラッシュだった
昭和60年代 国鉄民営化を意識したサービス改善を推進
平成時代(前期) 特急に一般席が復活
平成時代後期 閑散路線をバッサリ廃止、期待の新線が開業
令和時代 復刻塗装車やイベント塗装車が登場
Column 名鉄も開発に協力した国内唯一の磁気浮上式鉄道「Linimo(リニモ)」
名鉄「たかやま」号~「北アルプス」号の記録
豊橋鉄道渥美線 懐かしの光景
第3章 大名古屋の鉄道 回顧 ③名古屋市交通局(市電、地下鉄)
彩りで偲ぶ名古屋市電
A la carte 光り輝く花電車
名古屋の地下鉄お宝写真
下之一色線で実施した100形量産先行車の試運転
星ヶ丘への延長工事で最初に消えた市電路線
地下鉄4号線、金山~新瑞橋間の開業と市電の全廃
地下鉄1号線、栄町開業と藤ヶ丘延長当初の光景
第4章 大名古屋の鉄道 回顧 ④近畿日本鉄道(名古屋線ほか)
関西急行電鉄の関急名古屋駅が開業
名古屋線の標準軌化と名阪直通特急の運転
四日市市内の旧線を偲ぶ
木曽三川の橋梁は旧関西鉄道が架けた時代物
狭軌時代の近鉄名古屋線は名鉄と線路が繋がっていた
盛者必衰の伊勢線を偲ぶ
伊勢湾台風の被害復旧で標準軌化が成った名古屋線
志摩線の前身は狭軌1067mmの志摩電気鉄道
小さな電車から大きな電車に変身した湯の山線
近鉄ブランドでも親しまれた内部線と八王子線
近鉄から三岐鉄道へ移管された北勢線
昔の社名で再出発した養老線
写真で見る名古屋線 昭和編 平成編 令和編
第5章「大名古屋の鉄道」のルーツを探るⅠ 官設鉄道(〜院線〜省線)、国鉄、JR 編
文明開化がもたらした交通革命
明治政府が進めた鉄道建設計画の概要
中山道幹線鉄道と資材運搬路線の建設
岐阜県下最初の鉄道が開業
愛知県下初の鉄道“半田線”が開業
Column 初代武豊駅の明暗
名古屋駅の開業
“半田線”の一部が東西幹線に編入が決定
濃尾地震の被害復旧で二代目駅舎が建つ
名古屋初の跨線陸橋「明治橋」
客貨分離で貨物取扱所を開設
Column 堀川橋梁で輝く明治の香り
東西幹線の東海道ルートへの変更と東海道線の全通
東西幹線の岐阜・滋賀県内のルートを変更
Column 長浜と関ケ原を結んでいた鉄道の痕跡
三重県下初の鉄道は私鉄の関西鉄道
Column 亀山市“加太越え”の鉄道遺産
「大名古屋の鉄道」のルーツは岐阜県
Column 明治の風格が漂っていた半田駅の跨線橋
第6章 「大名古屋の鉄道」のルーツを探るⅡ 私鉄 公営交通編
《名古屋鉄道》
名鉄は創業130周年 以上
多くの中小私鉄の合併でできた大規模私鉄
前身会社は名古屋市内の“市電”を運営
尾張北西部へ郊外電車「郡部線」を建設
「郡部線」は名古屋鉄道(初代)が事業継承
札幌市で保存されている名鉄創業当時の電車
名鉄へ嫁いだ元札幌市電A830形
尾西鉄道の開業
明治村で元気な尾西鉄道12号機
岡崎馬車鉄道と瀬戸自動鉄道の開業
名岐鉄道は名古屋鉄道(初代)と美濃電気軌道の合併会社
豊川鉄道の開業
「道の駅しだら」で保存されている豊川鉄道の電車
知多、豊橋へ路線を伸ばした愛知電気鉄道
名鉄は愛知・ 岐阜県下の中小私鉄の合併会社
名古屋本線の誕生
不採算路線の廃止
新線開業
新線輸送の光と影
<名鉄グループ> 豊橋鉄道は創立100年 以上
東三河の交通事業を営む地域密着企業
渥美電鉄の開業
市内電車は豊橋電気軌道の手で開業
社名変更で豊橋鉄道が誕生
前向きの営業施策が大ヒット
Column 鉄道の法律 ワンポイント解説
《名古屋市営交通は100年 以上》
名鉄から引き継いだ市電の運営が礎
“市電”市営化のきっかけは電車焼き討ち事件
均一制運賃を導入
「市電」は全線42.5kmでスタート
系統番号の標示を変更
決戦輸送で急行、特急が登場
路線延長を推進した名古屋市交通局
Column 名古屋市にも走っていたトロリーバス
市電の廃止
日本で3番目の地下鉄が開業
地下鉄の総営業キロは93.3km
Column 東山公園、懐かしの“鉄道”
《近鉄名古屋線 115年の歴史を誇る老舗路線》
鉄道空白地帯に開業した伊勢鉄道(初代)
軽便鉄道法の恩恵
津市~四日市間が開業
小型SLが活躍したローカル線
伊勢電気鉄道の誕生と電化
桑名延長と岐阜県への進出
初代名鉄の監査役にも就任していた熊沢社長
社名の如く伊勢へ到達した伊勢電
名古屋乗り入れの偉大な夢 “栄”乗り入れ!
闇に消えた伊勢電の末路
参宮急行電鉄が再建支援
名古屋初の地下鉄道が誕生
大阪連絡と旧伊勢電本線の分割
伊勢線を廃止
名古屋線は急カーブを解消
Column 伊勢電の遺構を探す
三重交通神都線
中勢鉄道
安濃鉄道
三重電気鉄道松阪線
三岐鉄道三岐線
東濃鉄道笠原線
東濃鉄道駄知線
北恵那鉄道
大名古屋の鉄道 140年の年
官設鉄道(〜院線〜省線)、国鉄、JR
名古屋鉄道
名古屋の市内電車
名古屋市交通局
近畿日本鉄道(名古屋線と同関連路線)
面白Column 名駅の空店舗で“鉄”を展示した「太閤通 道ばた博物館」
Column 大名古屋でも活躍した蒸気機関車「B6形」
NFT付録
定点観測 名古屋駅界隈 リニアの工事で駅前再開発が本格化した名古屋駅界隈 回顧
第1部 名古屋駅前今昔
名古屋駅 表玄関(東口) 名鉄百貨店前・名古屋近鉄ビル前(Ⅰ Ⅱ)
日本交通公社前(Ⅰ Ⅱ) 名鉄バスターミナルビル(Ⅰ Ⅱ)
笹島高速センター(Ⅰ Ⅱ) 名鉄バスセンター(Ⅰ Ⅱ)
国鉄旧名古屋駅前、「笹島」付近 名鉄バスセンター誘導路
郊外バス乗り場の移転
第2部 JR名古屋駅 太閤通口 昭和のエポック
名古屋駅西口(Ⅰ Ⅱ Ⅲ) 新幹線開業少し前(Ⅰ Ⅱ Ⅲ)
新幹線の試運転 新幹線開業直前(Ⅰ Ⅱ Ⅲ)
新幹線駅前(Ⅰ Ⅱ Ⅲ) 新幹線が駅西を走る
新幹線時代の到来 太閤通の新幹線高架下
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