全国各地の、旅客営業を行なっているJR以外のすべての民鉄(私鉄・第3セクター・交通局など)の1駅で途中下車をする。
そんな壮大な鉄道旅行が始まったのは、2012年の春のことだった。
新幹線やJRの幹線の駅からローカル鉄道に乗り換え、ふと心惹かれた駅に降り立つ……。それは、それぞれの民鉄やその土地の個性を肌で感じる、まさにきら星を巡るかのような楽しい旅でもあった。足かけ4年にわたり「日本経済新聞」夕刊に2015年7月まで連載された「にっぽん途中下車(私鉄編)」旅。
その終着駅が本書(西日本編)である(東日本編は6月中旬発売済み)。
フォトジャーナリスト・櫻井寛が旅情あふれる写真と軽妙な文章で紡ぐ166の駅物語。
東海 「伊豆急行」から「伊賀鉄道」まで22話
関西 「近江鉄道」から「山陽電気鉄道」まで29話
中国・四国 「若桜鉄道」から「とさでん交通」まで15話
九州・沖縄 「平成筑豊鉄道」から「沖縄都市モノレール」まで18話
櫻井 寛(さくらいかん)
1954年長野県生まれ。昭和鉄道高校、日本大学芸術学部写真学科卒業後、出版社写真部勤務を経て90年より鉄道フォトジャーナリスト。
93年、航空機を使わず陸路海路のみで88日間世界一周。94年、第19回交通図書賞受賞。
海外渡航回数230回、取材した国は92カ国。『日本経済新聞』『毎日小学生新聞』『アサヒカメラ』『日経おとなのOFF』『小説推理』『はれ予報』などで連載中。
著書は共著も含め93冊。日本写真家協会会員、日本旅行作家協会会員。
詳しい購入方法は、各ショップのサイトにてご確認ください。