車両などの形や色、路線名、駅名といった様々な情報があふれる鉄道の世界は、記憶力などの「認知スキル」の向上に有益だ。加えてサポート次第で、人付き合いや自分との関わりについての力「非認知スキル」を強化し、新しい大学入試にも役立つ力を養うことができる。
今日の教育改革の議論にあわせ、教育学・心理学の視点から改めて子どもの本当のかしこさを問う、鉄道好きのお子さまをお持ちの保護者の皆様が、自信を持てる一冊。
はじめに 電車が好きな子はかしこくなるの?
第一章 鉄道は「認知スキル」を育てる身近な素材
第二章 人と鉄道の関わりの中で育つ「非認知スキル」
第三章 新しい時代の教育に向けて 鉄道好きの生きる力
第四章 教育現場における鉄道活用例
おわりに 大きく変わる大学入試という関門
弘田 陽介(ひろた ようすけ)
1974年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。
福山市立大学大学院教育学研究科・教育学部准教授。
著書に『近代の擬態/擬態の近代―カントというテクスト・身体・人間』(東京大学出版会)、
『子どもはなぜ電車が好きなのか―鉄道好きの教育〈鉄〉学』(冬弓舎)。雑誌やテレビでも独自の鉄道文化論が紹介されている。
詳しい購入方法は、各ショップのサイトにてご確認ください。