本来は真っすぐ走ることが理想とされる鉄道路線。しかし、さまざまな事情で曲がらざるを得なくなってしまったものが全国に数多くある。山を越えるためや、川を渡るため、敷設コストを抑えるため、政治的な力によってなど、その誕生の秘密には必ずなるほど、と思える理由が。
カーブする路線の成り立ちや、敷設までの経緯など、カーブが生まれた物語を紹介する。
第1章 山地を克服するために
第2章 密な都会を縫って
第3章 川の流れに忠実に
第4章 大人の事情でやむを得ず
米屋こうじ(よねやこうじ)
1968年、山形県天童市生まれの鉄道写真家。旅情、そして人の生活の中にある鉄道風景を求め、日本と世界を旅する。著書に『ひとたび てつたび』(ころから)、『鉄道路線誕生秘話』(交通新聞社)、『旅する鉄道写真』(天夢人)など。
詳しい購入方法は、各ショップのサイトにてご確認ください。