2012年3月に刊行し、好評のうちに増刷を重ねた『電車基礎講座』待望の改訂版です。
進化を続ける電車の最新技術を盛り込み、従来と同様に電車が走る、また停車する時の“しくみ”について、図版と写真をふんだんに使って解説しています。
鉄道の知識を深めたいレイルファンの方々はもちろん、鉄道車両の電気・機械技術を学ぼうとする技術者の方、学生の方、鉄道事業に従事する方々にも、十分ご活用いただけます。
■「走る」
Ⅰ 直流モーター篇
Ⅱ 交流モーター篇
Ⅲ 交流・交直流車篇
Ⅳ 蓄電池を使った車両篇
■「曲がる・支える」
Ⅴ 台車の基礎知識篇
Ⅵ 台車各部の機能篇
Ⅶ 特別篇 台車製造現場の最前線を見る!
Ⅷ カーブを高速で曲がるための技術篇
■「止まる」
Ⅸ 「ブレーキ」の意味と歴史篇
Ⅹ 現在使われている各ブレーキ制御の解説篇
XI 基礎ブレーキ篇
野元 浩(のもと ひろし)
1954年生まれ。1976年国鉄入社。車両設計事務所でブラシレスMGや交流回生システムの開発などを皮切りに、大井工場設計室でジョイフルトレインなどの設計を担当。JR発足後は、JR東日本運輸車両部車両課で車体・ぎ装を担当、251系・253系・255系・E351系・E653系・209系・215系・E217系の開発に参画したほか、旧運輸省令の性能規定化の改正、認定事業者制度の創設にも関与する。その後、JR東日本研究開発センター・先端鉄道システム開発センター勤務、次世代通勤電車E993系「ACトレイン」などの開発を集約し、環境技術研究所勤務を経て、現在は日立製作所に勤務し、輸出車両の開発に参画している。
毎日に楽しさをプラス!
近刊&バックナンバー一覧へ第一線で活躍中の鉄道関係者や研究家による、専門性の高い評論やエッセイなど。鉄道を中心とした交通の知識をさらに深くする一冊です。
近刊&バックナンバー一覧へ詳しい購入方法は、各ショップのサイトにてご確認ください。