平成26年10月1日、東海道新幹線は開業50周年を迎える。半世紀の間、日本の大動脈として走り続け、今なお乗客の死傷に至る列車事故「0」の記録を更新し、安全な新幹線の伝統を守っている。しかしながら、世界の高速鉄道開発の先駆けとなった東海道新幹線ではあったが、その歩みは決して平坦ではなかった。長年にわたって東海道新幹線経営の中枢にいた著者が山あり、谷ありの歴史を振り返るとともに、東海道新幹線バイパスライン(中央新幹線)実現への道筋を紹介する。
第1章 東海道新幹線の胎動
第2章 開業時の東海道新幹線(昭和39年)
第3章 東海道新幹線の成長(昭和40年~46年)
第4章 東海道新幹線の発展期(昭和47年~51年)
第5章 東海道新幹線の転換期(昭和52年~61年)
第6章 JRの東海道新幹線(昭和62年~平成3年)
第7章 「のぞみ時代」の東海道新幹線(平成4年~14年)
第8章 「第二世代」に入る東海道新幹線(平成15年~)
第9章 東海道新幹線の現況と今後(平成26年3月現在)
第10章 東海道新幹線バイパスライン(中央新幹線)の実現へ
第11章 まとめにかえて
須田 寬(すだひろし)
昭和6年生まれ、29年3月京都大学法学部卒。同年4月日本国有鉄道入社、62年4月東海旅客鉄道㈱代表取締役社長、平成7年6月同代表取締役会長、16年6月同相談役。主な著者に「産業観光」「新・観光資源論」「東海道新幹線」「昭和の鉄道」「街道観光」など。
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